「藤枝ノ演劇祭3」、そのために旅行する価値のある卓越した演劇祭

2024年3月3日(日)、「藤枝ノ演劇祭3」2日目です。初日に続きこの日も、蓮花寺池公園周辺で開催される各プログラムを鑑賞、その模様をお送りします。

2024年3月3日(日)、「藤枝ノ演劇祭3」2日目です。初日に続きこの日も、蓮花寺池公園周辺で開催される各プログラムを鑑賞、その模様をお送りします。

2日目も風は強いですが、いい天気のもと開催された「藤枝ノ演劇祭3」
2日目も風は強いですが、いい天気のもと開催された「藤枝ノ演劇祭3」
この日も博物館前広場では、「うずマル 〜うずうずしちゃう!?アート&マルシェ〜」を開催。いま気がつきましたが、このイベント自体は藤枝市の地域おこし協力隊が主催なのですね
この日も博物館前広場では、「うずマル 〜うずうずしちゃう!?アート&マルシェ〜」を開催。いま気がつきましたが、このイベント自体は藤枝市の地域おこし協力隊が主催なのですね
初日に作ったアロマバスソルトで入浴したところ、心地よく快眠できたこともあり、2日目も作ることに。初日とは全然違うアロマオイルで作りました。藤枝市の地域おこし協力隊・木原さん、連日お世話になりました!
初日に作ったアロマバスソルトで入浴したところ、心地よく快眠できたこともあり、2日目も作ることに。初日とは全然違うアロマオイルで作りました。藤枝市の地域おこし協力隊・木原さん、連日お世話になりました!
まるか村松商店の大判焼き、今日はクリームをいただきました
まるか村松商店の大判焼き、今日はクリームをいただきました
まず向かったのは蓮花寺池公園野外音楽堂前芝生広場。昨日観た[ACT1]「お願い、だから笑って」がどうしてももう一回観たくて、改めて観劇。昨日とは違う自然が創り出す環境音。この作品の魅力を改めて知る事になりました。トランクの使い方がとても秀逸
まず向かったのは蓮花寺池公園野外音楽堂前芝生広場。昨日観た[ACT1]「お願い、だから笑って」がどうしてももう一回観たくて、改めて観劇。昨日とは違う自然が創り出す環境音。この作品の魅力を改めて知る事になりました。トランクの使い方がとても秀逸
案内所に戻り、「藤枝ノ演劇祭3」のTシャツと手ぬぐいをゲット
案内所に戻り、「藤枝ノ演劇祭3」のTシャツと手ぬぐいをゲット
2000円以上購入でもらえるバッグ、これを持っているだけで「藤枝ノ演劇祭」に参加している感が高まります
2000円以上購入でもらえるバッグ、これを持っているだけで「藤枝ノ演劇祭」に参加している感が高まります
昨日はツアーで巡った白子の商店街へ
昨日はツアーで巡った白子の商店街へ
来たかったのはこのお店「八千代 本店」、いわゆる街のおそば屋さんです
来たかったのはこのお店「八千代 本店」、いわゆる街のおそば屋さんです
オーダーしたのは「鴨南ばんそば 」500円(税込)の大盛り+100円(税込)、鴨南って比較的高いメニューだと思いましたが、なぜか「ざるそば」550円(税込)より安い、、、完全に昭和です
オーダーしたのは「鴨南ばんそば 」500円(税込)の大盛り+100円(税込)、鴨南って比較的高いメニューだと思いましたが、なぜか「ざるそば」550円(税込)より安い、、、完全に昭和です
昨日参加した[ACT2]「まちを迷おう、ものがたりを探そう」の舞台となった「鈴木屋」、この日もたくさんの皆さんがここで1970年代の白子ノ商店街を感じることでしょう
昨日参加した[ACT2]「まちを迷おう、ものがたりを探そう」の舞台となった「鈴木屋」、この日もたくさんの皆さんがここで1970年代の白子ノ商店街を感じることでしょう
こちらも舞台となった「きもの長谷川」、役者にマネキンを演じさせるとちょっと怖い。なんだかステキなストーリーでした。まあ、こっちの質問はスルーしまくってましたが、、、
こちらも舞台となった「きもの長谷川」、役者にマネキンを演じさせるとちょっと怖い。なんだかステキなストーリーでした。まあ、こっちの質問はスルーしまくってましたが、、、
そして「藤枝ノ演劇祭3」の特別企画として、白子ノレトロ博物館となっていた「橋本時計店」
そして「藤枝ノ演劇祭3」の特別企画として、白子ノレトロ博物館となっていた「橋本時計店」
レトロを超越した、博物館クラスの所蔵品の数々が展示されていました
レトロを超越した、博物館クラスの所蔵品の数々が展示されていました
昔は本当に賑わっていた白子の商店街、橋本時計店も140年続いたお店ですが、15年ほど前に閉店。徳川慶喜の時計番(?)を務められていたとか。お母さんからもお話を色々と伺いました
昔は本当に賑わっていた白子の商店街、橋本時計店も140年続いたお店ですが、15年ほど前に閉店。徳川慶喜の時計番(?)を務められていたとか。お母さんからもお話を色々と伺いました
徳川家康 ゆかりの街、そう、ここが白子(しろこ)と呼ばれているのは、本能寺の変の後に国に戻ろうとしていた徳川家康を、三重県鈴鹿市の白子で救った小川孫三が移り住んだ街だから。しらこじゃないんです、しろこなのです
徳川家康 ゆかりの街、そう、ここが白子(しろこ)と呼ばれているのは、本能寺の変の後に国に戻ろうとしていた徳川家康を、三重県鈴鹿市の白子で救った小川孫三が移り住んだ街だから。しらこじゃないんです、しろこなのです
建物取り壊しのため閉館となった「白子ノ劇場」。私がここで演劇を観たのは2作品だけですが、藤枝の演劇シーンの可能性を感じさせてくれた大切な劇場です
建物取り壊しのため閉館となった「白子ノ劇場」。私がここで演劇を観たのは2作品だけですが、藤枝の演劇シーンの可能性を感じさせてくれた大切な劇場です
そんな白子の商店街から徒歩で15分ほど、藤枝市生涯学習センターに到着
そんな白子の商店街から徒歩で15分ほど、藤枝市生涯学習センターに到着
[Fringe企画その3]高校生による高校生の創作戯曲リーディング『迷い人』を鑑賞します
[Fringe企画その3]高校生による高校生の創作戯曲リーディング『迷い人』を鑑賞します
戯曲リーディングは初体験でしたが、よくできた作品でその世界感に大いに引き込まれました。演劇部の皆さんとのことで、ぜひお芝居も観たいと感じました
戯曲リーディングは初体験でしたが、よくできた作品でその世界感に大いに引き込まれました。演劇部の皆さんとのことで、ぜひお芝居も観たいと感じました
その後、オルタナティブスペース・mittaで営業していた「上伝馬珈琲店」へ
その後、オルタナティブスペース・mittaで営業していた「上伝馬珈琲店」へ
「藤枝の名店 苑ブレンド」600円(税込)と、白子の商店街にある「甘清堂」とコラボした、演劇祭限定「こっぺぱん(つぶあん)」150円(税込)
「藤枝の名店 苑ブレンド」600円(税込)と、白子の商店街にある「甘清堂」とコラボした、演劇祭限定「こっぺぱん(つぶあん)」150円(税込)
つづいて[ACT3]アートひかり「ねずみ狩り」が上演される「ひとことカフェ」へ。お茶工場跡地をそのままつかった多目的スペースです
つづいて[ACT3]アートひかり「ねずみ狩り」が上演される「ひとことカフェ」へ。お茶工場跡地をそのままつかった多目的スペースです
中はこんな感じでお茶箱がそこらじゅうにあります。レトロというか、ある意味壮大なセットみたいにも感じます。そして、この場所で演じられた「ねずみ狩り」ですが、、、言葉にするのが難しい、表現することを憚られる凄まじい作品でした。役者って本当にすごい、演劇って本当にすごい
中はこんな感じでお茶箱がそこらじゅうにあります。レトロというか、ある意味壮大なセットみたいにも感じます。そして、この場所で演じられた「ねずみ狩り」ですが、、、言葉にするのが難しい、表現することを憚られる凄まじい作品でした。役者って本当にすごい、演劇って本当にすごい
再び生涯学習センターに戻り、「藤枝ノ演劇祭3」で私が鑑賞する最後の演目[Fringe企画スペシャル]清水宏スタンダップコメディ演劇祭スペシャルです。
スタンダップコメディーも清水宏さんも初めてでしたが、もうね、笑い転げました、文字通り。2024年ナンバーワン爆笑号泣! 素晴らしすぎる!!
再び生涯学習センターに戻り、「藤枝ノ演劇祭3」で私が鑑賞する最後の演目[Fringe企画スペシャル]清水宏スタンダップコメディ演劇祭スペシャルです。
スタンダップコメディーも清水宏さんも初めてでしたが、もうね、笑い転げました、文字通り。2024年ナンバーワン爆笑号泣! 素晴らしすぎる!! 実は下北沢で昨年観るはずだったのですが、スケジュールがつかず観れなかったわけですが、まさかの「藤枝ノ演劇祭3」に出演してくれるとは。まさに、運命
スタンダップコメディーも清水宏さんも初めてでしたが、もうね、笑い転げました、文字通り。2024年ナンバーワン爆笑号泣! 素晴らしすぎる!! 実は清水宏さんのスタンダップコメディー、昨年下北沢で観るはずがスケジュールがつかず観れなかったわけでして、まさかの「藤枝ノ演劇祭3」に出演してくれるとは。まさに、運命

2日間にわたり参加し7つの作品を鑑賞した「藤枝ノ演劇祭3」。あまりにたくさんの作品を観たこともあり、頭の中がパニックですがまずお伝えしたいのは、この演劇祭に参加することができてよかったこと、そして藤枝という街に出会ってよかったと言うことです。昨年7月に初めて藤枝市に来ましたが、その際にこの街に劇団と劇場があることを知り作品を鑑賞しました。その際に「藤枝ノ演劇祭」のことを知り、実際に参加することができました。そう、あえて参加と書いていますが、この演劇祭ではまさにそう表現すべきであり、観客も参加して1つの作品を創り上げていることをはっきりと実感させてくれたからです。

本当なら全ての作品について触れたいのですが、あえて1つ選ぶとすれば[ACT1]「お願い、だから笑って」について語らねばなりません。蓮花寺池公園 野外音楽堂前 芝生広場、当初はどうして野外音楽堂を使わないのか疑問でしたが、この作品は芝生のある広場で上演すべき作品だったのです。屋外で鳥のさえずりや風が鳴らす木の音、そしてお隣にある遊具で遊ぶ子供たちの声や赤ちゃんの泣き声などの環境音、これらが活きる場所でもあります。観劇する回によって全く異なる音を感じながら創り出される作品だと思いあえて2度観ましたが、やはりこの環境音がこの作品にとって大きな役割を果たしていることを感じました。

と、いきなり環境音について触れましたが、この作品は二人の役者と、一人の歌い手、そして一人の演奏者によって演じられており、シーンに合わせ3つの曲が使われています。ステキなライブ演奏と素晴らしい歌声、それが作品に与える効果は説明するまでもなく絶大であり贅沢なものでした。環境音と合わせ、観る側を作品の世界に誘います。

もちろんですが、作品自体や演出も素晴らしい。冒頭の山から下ってくるシーンは、劇場では絶対にできない演出です。どこからどこまでがステージなのか決まっているわけではない、そのことがこの作品の広さ深さを感じさせてくれます。芝生をダイナミックに飛び交う様も、身体表現により考えや感情が観る側にダイレクトに伝わります。「お願い、だから笑って」この言葉に込められた優しさを、観る人全てが感じたことでしょう。

初日のレビュータイトルに「演劇を通しこの街を知る」と書きました。[ACT1]「お願い、だから笑って」の蓮花寺池公園野外音楽堂前芝生広場、この場所に行くためには蓮花寺池公園内を10分ほど歩く必要があります。[ACT2]「まちを迷おう、ものがたりを探そう」は白子の商店街を1時間かけて歩く作品であり、[ACT3]アートひかり「ねずみ狩り」のひとことカフェや[ACT4]たきいとやまだの会「刺青」の大慶寺、フリンジ企画が行われた藤枝生涯学習センターについても蓮花寺池公園の入り口から徒歩で10~15分ほどかかります。作品を観るためにこの街を歩き、ごくごく自然にこの街について知ることになる。この仕掛けが「藤枝ノ演劇祭3」に込められた想いでもあるのでしょう。

もちろん、本プログラムやフリンジ企画で演じられたどの作品も素晴らしいものばかりでした。2日間を通してこの演劇祭を体験したからこそ表すことができる言葉について、あの有名飲食店ガイドブックの表現を使わせていただくとすれば、

「そのために旅行する価値のある卓越した演劇祭」

と表明します。各地から演劇を観るために藤枝に来てほしい、そしてこの街を感じてほしい。白子ノ劇場は閉館してしまいますが、藤枝の演劇カルチャーはもちろんこれからも続きます。2025年「藤枝ノ演劇祭4」の開催を心待ちにしております。